通所サービス(就労継続支援B型)の利用者家族の陽性発覚にはじまり、翌日には事業所を閉所し、関係する全利用者、職員に抗原検査を実施。その結果、利用者、職員、職員家族の計4名の陽性者を確認。それ以上の感染拡大防止のため、事業所を1週間閉所、グループホームの利用者は陰性であったが念のために隔離対応した。また、在宅で陽性者の対応にあたる家庭への感染防止のためにグッズ一式を提供、防護服の脱着のアドバイスを実施。
保健所の対応では間に合わないと判断。早い段階で法人独自で抗原検査を行い陽性者と陰性者の切り分け(スクリーニング)を行なった。それにより陽性者及びその関係者への適切な対策ができたため感染拡大することなく、1週間後の再検査では全員陰性を確認し、円滑に開所することができた。
この経験から、コロナ感染時の物資提供やゾーニングのノウハウなどをまとめることができた。現在は、体調の変化への意識を高くし、日常的な感染拡大の防止に努めている。
夢工房 (御井町) |
事業 | 生活介護、就労継続支援B型 |
構造 | 2階建て | |
定員 | 20名 | |
御井あんだんて (御井町) |
事業 | グループホーム |
構造 | 2階建て | |
定員 | 5名 |
項目 | 内容 |
陽性者数 | 4名(職員1名、利用者2名、職員家族1名) |
濃厚接触者 | なし |
検査実施 |
法人自費で2回の抗原検査(定量)を実施。 1回:利用者23名、職員33名(夢工房) 2回:利用者72名、職員93名(全事業所) |
感染源・感染経路 | 不明 |
発生・収束と見なす日 | 6月21日~6月27日 |
事業所外からの応援 |
・法人本部からの後方支援 ・利用者家族からグループホームへ食事やおやつの提供 ・他事業所からフェースシールド、防護服、手袋などの支援物資の提供 |
# | 日程 | 対応内容 |
1 |
21日 (水) |
利用者の同居家族に陽性者が発覚。(22時に連絡あり) |
2 |
22日 (木) |
事業所を閉鎖し、55名(メンバー23名、職員26名、職員家族6名)に抗原検査(定量)を実施。 その結果、メンバー2名、職員1名、職員家族1名が陽性と確認。 速やかに保健所と所管課へ連絡。 行動歴の洗い出し |
3 |
23日 (金) |
保健所からの連絡を受け、陽性者は病院を受診し、改めてPCR検査を受け陽性が確定。 |
4 |
24日 (土) |
保健所からの施設調査で、日頃からの対策や活動状況、接触状況などを精査した結果、「全員が濃厚接触者ではなく接触者」、「全員行動制限はなく、閉所する必要はなく通常開所をしてもよい」との回答。 |
5 |
25日 (日) |
朝方に対策会議(オンライン)で開所までの対応について協議。 念のため、26日(月)に再度全員抗原検査(定量)を実施し、その結果を受けて開所日を決定。 |
6 |
26日 (月) |
「夢工房」をはじめ、「出会いのポレポレ」等、法人の全事業所のメンバー、職員の合計161名の抗原検査(定量)を実施(当日、検査できなかったメンバー、職員へは随時実施)。 全員の陰性を確認。それを受け、対策会議で「夢工房」は全館消毒、環境整備のため1日おいて水曜日から開所を決定。 |
7 |
27日 (火) |
全館消毒およびゾーニングなどの環境設定など実施。 |
8 |
28日 (水) |
事業所の開所 |
発生時の連絡と反応:
期間中のグループホームの様子:
発生時の連絡と反応
期間中のグループホームの様子
支出:
収入: