地域交流レポート:なんくん提灯ナイトでの防災クエスト


日時:8月30日(土)
会場:南薫校区

内容:なんくん提灯ナイトに「防災クエスト」として大鍋2基・防災食の展示、防災迷路を実施しました

 

8月30日、南薫校区内の5拠点を結ぶお祭り「なんくん提灯ナイト」に「防災クエスト」として大鍋2基・防災食の展示、防災迷路を実施しました。

 

炊き出し用の大鍋を展示し、実際に火をつけてみると、その迫力に多くの方が驚かれていました。大きなしゃもじも人目をひき、写真撮影をする方も。さらに、もう一つの大鍋には熱中症予防としてラムネの販売も行い、子どもたちが「なかなか瓶を開けられない」と格闘する場面もありました。

防災の中にお祭りらしさを盛り込み、楽しみながら学ぶ工夫となりました。

 

防災迷路では、目隠しをしてロープを伝いながらゴールを目指す体験を実施。「なかなか前に進めない」との声が多く、災害時の不自由さを実感できる貴重な体験になりました。

 

さらに、防災トイレの体験も行い、小学生と中学生の2名が実際に体験。お祭り会場にトイレが少なく、切羽詰まっての体験でしたが、この体験を通して「もしも」に向けてのそなえの大切さを実感してもらえたのではないかと思います。

 

祭りの途中では、高齢者の方が軽い熱中症の症状や足のつりで歩けなくなり、元消防士の草場氏・鬼尾氏の2人が救急搬送の必要性や応急処置をされ、無事回復して帰宅されました。この出来事で、「イベントの安全管理体制や応急処置研修の必要性」を考える実体験にもつながりました。

 

 

祭りの中に防災を取り入れることで、地域の皆さんが「もしも」の際のそなえを楽しみながら体感できる取り組みとなりました。今後は、各校区でも同様の取り組みを広げていければと考えています。

編集:秋満