日時:1月19日(月)
場所:久留米市金丸小学校
内容:防災講座
1月19日に金丸小学校で小学6年生を対象とした防災講座を実施しました。
本講座では、高知県などで実施している「未来へのメモワール」という防災教育を実施しました。具体的には、本講座では「ふだん」「まさか」「もしも」の3つのキーワードを軸に構成して、災害で失いたくない「大切なもの」を自分の生活から見つけること、ならびにその大切なものを「どうやって守るか」を具体化することを目標としました。
講座ではまず「ふだん」を振り返る活動として、普段どのようなことをして生活しているかをワークシートに書き出してもらいました。次に「まさか」を知る活動として、先ほど書き出した日常生活の中にある「失いたくないもの」を選び、その理由を考える時間を設けました。
ここでは、「まさか」の出来事が起きる前に、「ふだん」の生活の中にある大切なものを把握しておくことが、備えの出発点となることを説明しました。最後に「もしも」を考える活動では、「まさか」を「もしも」に変えるという観点から、災害から何をどうやって守るのかを「ふだん」から考えておく重要性を説明し、ワークとして「大切なものを守る方法」を具体的に書き出す作業を行いました。
ワークでは、例えば「ペットが大切だから、ペット用の持ち出し袋を作る」「ゲームが大切だから、避難時には予備のバッテリーを持っていく」といった具体案が挙がり、児童の生活実感に即した備えの発想が引き出されました。
講座後の感想としては、「災害が起きたときのために、荷物を準備したり家族と話し合ったりしようと思った」といった声や、「大切なものを夜ご飯にしたが、できたてほやほやのごはんがいつでも食べられるとは限らない。なくなってしまうかもしれないと思うと嫌だと感じ、災害についてより深く考えられた」といった声が見られ、日常の価値と災害リスクを結びつけて捉える学びが促進されたことが示唆されました。
未来へのメモワールは、防災の原点に立ち戻るための防災教育で、何のために防災をするのかを小学生たちに主体的に考えてもらうことができました。
防災の知識やノウハウを勉強することも大事ですが、技術ばかりが先行して、防災マニアになることが防災教育の目的ではなく、災害から残したいものを守るためには何をすればよいかを考えることが、防災教育の本来の目的です。そのような学びを、金丸小学生の児童の皆さんに考えてもらうことができました。
