訓練レポート:災害時を想定した炊き出し訓練


日時:2025年5月29日(木)9:00〜12:00
会場:出会いの場ポレポレ(久留米市)

内容:社会福祉法人拓くの職員、地域関係者、地域コーディネーターで災害時を想定した炊き出し訓練

出会いの場ポレポレにて、社会福祉法人拓くの職員が中心となって、災害時を想定した炊き出し訓練を実施しました。今回は、新たに導入した災害用トラックを初めて運用し、トラックに積載した水や資機材のみで、カレーの炊き出しを行うという、実践的な内容となりました。

 

訓練の流れ

9:00|集合・準備開始

職員全員で段取りを確認し、カレーに使う野菜の皮むきやカット作業からスタート。限られた水資源と道具だけでどこまで調理できるか、一つひとつの作業を丁寧に行いました。

 

10:00|炊き出しスタート

火を起こし、寸胴鍋で本格的に調理開始。水の使い方や安全管理にも配慮しながら、実際の災害現場を想定した動きで訓練を進めました。

 

11:00|配食と片付け・ふりかえり

できあがったカレーを全員でいただいた後、ふりかえり。

「使える資機材で、どこまで対応できるか?」をリアルに検証する中で、資機材の配置や役割分担、作業手順の確認など、多くの学びがありました。

 

 

今回の訓練で得られたポイント

・新規導入トラックの初実働

実際に災害用車両を運用することで、資材の配置や使い勝手など現場でしかわからない課題が見えてきました。

 

・積載資機材・水のみで完結

外部からの支援なしでも炊き出しが可能かどうかを検証。最低限の物資で実行する重要性を再認識しました。

 

・メンバーの連携確認

調理から安全管理、配食まで、それぞれの動きや役割分担を整理でき、今後の災害時対応の基盤づくりに大きく貢献。

 

今後に向けて

今回の経験を通して、「備えるだけでなく、実際に動いてみることの大切さ」を実感しました。今後もこうした実働訓練を重ねながら、地域と連携した持続可能な防災体制の構築を目指していきます。